関東経済産業局は、イノベーションによる社会課題解決と持続的な地域社会の実現に向けた取組を推進します。
わが国では人口減少・少子高齢化に伴う医療・介護人材不足、交通・買物弱者、空き家・空き店舗、気候変動による環境・防災への対応等、地域における様々な社会課題が顕在化しています。
一方で、人々の社会課題に対する意識の高まり、デジタル技術等の発展により、従来、マーケットから取り残されていた社会課題が、ビジネスで解決することが可能になり、社会課題領域の市場が拡大しつつあります。
これらの社会課題を新たなビジネスやイノベーションの種と捉え、自らの稼ぐ力の向上につなげていく地域の中小企業・スタートアップ等の取組を支援するための施策を御案内します。

幅広い社会課題の中から、企業の皆様にも新たな発想・イノベーションの活用によりビジネスとして取り組んでいただける可能性のある分野を「フード(フードロス削減・食糧需要への対応等)」「気候変動(環境エネルギー・防災)」、持続可能な地域社会の実現のために特に優先すべき課題として「ウェルネス(健康増進・介護予防等)」「まちづくり(モビリティ、空き家・店舗)」の4つの分野を施策テーマとして設定し、支援を行うこととしています。
令和4年度の取組

施策テーマにもとづく個別の取組の御案内
※下記の表は横にスクロールできます。
施策テーマ | プロジェクト概要 | 担当課室・関連リンク |
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フード | エリア・業界・業種を問わず食に関心を持つプレイヤーが集まり、国内外の食の社会課題解決の促進や地域発の新しい製品・サービスの発信に向けたきっかけを作る場としてフードテックコミュニティを立ち上げました。 イベントや自治体等と連携したセミナー、自治体等の地域の食の取組やフードテック官民協議会(事務局:農林水産省)等との連携、フードテックに関心を持つ地域のプロジェクトの案件組成と実践等を支援し、地域発のモデルケースの創出に取り組んでいます。 |
地域経済部 次世代産業課 関連リンク |
気候変動 | カーボンニュートラルの推進に関する地域の相談・支援体制の確立、需要側と供給側等で連携して取り組むクリーンエネルギーの安定供給やレジリエンス強化、次世代エネルギー利活用の検討促進等に取り組みます。 | 資源エネルギー環境部 カーボンニュートラル推進課 関連リンク |
ウェルネス | 地域におけるヘルスケア分野のサービスを持続可能にするため、基礎自治体と民間事業者が共創して解決に取り組む事業の創出(ガバメントピッチ、企業版オープンピッチ)を実施します。加えて、今年度は広域連携モデル及び、企業版ふるさと納税活用モデルの創出に取り組みます。 | 地域経済部 次世代産業課 関連リンク |
まちづくり (モビリティ) |
令和3年度に実施した MaaS社会実装のための収益モデル調査事業 の結果を踏まえ、ファイナンス、運用面の観点から管内地域に対する支援(地域MaaS創出支援事業(実証事業)、地域シンポジウムの開催、勉強会の開催)を実施します。 | 産業部 航空宇宙・自動車産業室 関連リンク |
まちづくり (空き店舗・空き家) |
空き店舗を活用した消費動向分析・テナントミックス事業等を行うプロジェクトの推進により、地域コミュニティ機能の維持/創出、関係人口増加、地域課題解決を図ります。 | 産業部 流通・サービス産業課 |
地域課題解決に必要な様々なシーズを持つIT企業等と基礎自治体のマッチングを行うオンラインコミュニティ「RIDC」において、地域リノベーション(工場、廃校、空き家・空き店舗など地域で抱える遊休資産・既存ストックの利活用)、ワーケーション(域外企業・兼業副業人材等との共創、関係人口創出)等をテーマにしたピッチイベント、自治体・支援機関交流会を開催します。 | 地域経済部 地域振興課 関連リンク |
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人材活用 | 社会課題の解決と新規産業創出の基盤作りによる地域企業の参入機会の創出を実現するべく、幅広い知見を持つ越境人材を活用し、それぞれの地域にあった課題設定・チーム組成を行い、地域企業を巻き込んだ持続可能な社会課題解決ソリューションの実装指針を作成します。 | 地域経済部 産業技術革新課 関連リンク |
個別の取組に御関心がある場合には、担当課室あてに御連絡ください。
このページに関するお問合せは
地域経済部 産業技術革新課 経済社会政策室
電話:048-600-0206
メール:bzl-kanto-keizaishakai★meti.go.jp
※「★」を「@」に置き換えてください。
最終更新日:2025年4月1日