今月の判断
- 鉱工業生産活動は、持ち直している。
- 個人消費は、持ち直しの動きで推移しているものの、弱い動きがみられる。
- 雇用情勢は、弱い動きとなっている。
- 設備投資は、前年度を下回る見込み。
- 公共工事は、2か月連続で前年同月を下回った。
- 住宅着工は、21か月連続で前年同月を下回った。
ポイント
生産活動は、生産用機械工業をはじめ11業種で低下したことから、4か月ぶりの低下となった。
個人消費は、百貨店・スーパー販売額が2か月連続で前年同月を下回った。乗用車新規登録台数が3か月連続で前年同月を上回った。
また、雇用情勢は有効求人倍率が上昇したものの、弱い動きとなっており、総じてみると管内経済は、厳しい状況にあるものの、持ち直しの動きがみられる。
今後については、新型コロナウイルス感染症の拡大や国際情勢の動向等が国内経済に与える影響について留意する必要がある。
鉱工業生産活動
鉱工業生産指数は、化学工業(除.医薬品)や鉄鋼業等7業種が上昇したものの、生産用機械工業、情報通信機械工業、汎用機械工業等の11業種が低下したことから、4か月ぶりの低下となった。総じてみれば、生産は持ち直している。
個人消費
百貨店・スーパー販売額は、2か月連続で前年同月を下回った。品目では、「婦人・子供服・洋品」、「その他の商品」、「紳士服・洋品」が不調だった。コンビニエンスストア販売額は、10か月連続で前年同月を下回った。家電大型専門店販売額は、3か月連続で前年同月を上回った。ドラッグストア販売額は、3か月連続で前年同月を上回った。ホームセンター販売額は、3か月連続で前年同月を上回った。
乗用車新規登録台数(軽乗用車の新規販売台数を含む)は、普通乗用車及び軽乗用車が前年同月を上回り、3車種合計では3か月連続で前年同月を上回った。総じてみれば、個人消費は持ち直しの動きで推移しているものの、弱い動きがみられる。
雇用情勢
有効求人倍率は3か月連続で上昇、新規求人倍率は2か月連続で上昇。南関東の完全失業率(原数値)は9か月連続で前年同月を上回るなど、雇用情勢は弱い動きとなっている。
新規求人数(原数値)を産業別にみると、「卸売業,小売業」、「宿泊業,飲食サービス業」、「医療,福祉」などで前年同月を下回った。
発表資料の全文掲載
毎月発表している「管内の経済動向」の資料を全文掲載しています。
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最終更新日:2021年2月17日