有限会社エバラ製作所:令和2年9月認定

事業継続力強化計画の特徴  
  • 自然災害への対策に加え、感染症への対策についても盛り込まれている。
  • 計画策定をきっかけに社内・社外への取組が効率化された。

所在:群馬県伊勢崎市【地震リスク:震度6弱 23.0%(向こう30年)】【浸水リスク:0.5~3m】
業種:製造業(輸送用機械器具製造業)
従業員:21人
設立年月日:1989年7月1日

概要御社の概要を教えてください。

当社は、主に材料としてウレタンホーム(シート)類を活用した薄厚シートを型抜きして、各種シール(ガスケット、シート、緩衝材等)部品の製造を行っております。また、自動車部品の加工で培った技術の応用で高機能なフェイスシールドも開発しました。

きっかけ事業継続力強化計画を策定したきっかけを教えてください。

設備導入を検討していた際、本計画の策定がものづくり補助金の加点項目にもなることを知り一ヶ月程かけて作成しました。作成する中で、当社拠点が地震、水災といった災害被害に見舞われる可能性が高いことを認識しました。加えて、新型コロナウイルス感染症の蔓延も同時期に起こっていたことから、感染症対策も踏まえた計画を策定することにしました。

苦労策定にあたって苦労した点を教えてください。

策定前までは、自然災害による被害は防ぎようがないという意識があったため、対策を考えることがなかったのですが、当社が対応できる対策を一つ一つ具体的に落とし込む作業に非常に苦労しました。策定にあたっては自身だけでは難しく、コンサルの先生にアドバイスを受けながら約一ヶ月かけて完成させました。

社内外の変化事業継続力強化計画を策定したことで、社内外で何か変化したことを教えてください。

社内では、月に一回打ち合わせを行い、対策内容や各々の役割について確認をしております。加えて、KYT(危険予知訓練)を始めました。作業や職場にひそむ危険性や有害性等の危険要因を発見し、解決能力を高める活動や全社員が災害が起きた際に正しい初動ができるように取り組んでいます。
社外としては、自動車業界におけるサプライチェーンとして、有事においても部品供給が円滑に進むよう、敢えて在庫を増やす体制をとるようにしました。【在庫を持たないことが正義】とよく言われますが、2019年の台風19号により当社の属するサプライチェーンでも大きな被害が発生し、当社も生産ストップに追い込まれた経験からそのような体制を構築しました。その結果、生産性が向上し納期に余裕ができました。これにより従業員が休みをきちんととれる(週休3日)ようになるなど働き方改革にもつながっています。
 

進捗策定した事業継続力強化計画の進捗を教えてください。

クラウドの活用を準備中。サーバーに接続できない場合でも円滑に業務が行える体制を整えるため専門業者と打合せを進めております。
水災に対応するため排水ポンプの導入を検討。当社の規模や想定される被害に合致する製品の選定、そもそも予想される被害に対して、有効性を発揮するのかという多方面で可能性を予測し、導入について検討しております。

感想事業力強化計画を策定した感想を教えてください。

災害等の非常事態に対する意識が変わりました。仕方がないで済ますのではなく、防災・減災につながる準備の必要性を認識しました。計画を策定したことで、自社がどのような災害リスクと隣り合わせなのかを考えることが、結果として生産性の向上や働き方改革といった会社全体の足りていない点に気づくきっかけにもなりました。

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事業継続力強化計画(有限会社エバラ製作所)

最終更新日:2021年1月8日