企業情報

ヘルスケア分野を牽引する、介護関連企業
                     〜株式会社エムダブルエス日高〜

産業部 次世代産業課

 政府の推し進める成長分野の一つに、高齢者等生活支援や予防・健康増進サービス等に代表される、ヘルスケア分野が挙げられます。加えて、少子高齢化の進展等による財政負担が増大しているなかで、『公的保険外』と言われる、介護保険などの公的保険に依存しない新たなサービスの創出に大きな期待がかけられています。
 このヘルスケア分野で先駆的な取り組みをされている株式会社エムダブルエス日高という企業を、皆様ご存知でしょうか。
 ここでは、株式会社エムダブルエス日高という企業について、同社施設である日高デイトレセンターでの取組を中心に、北嶋社長のお話も交えながらご紹介いたします。

■企業概要

株式会社エムダブルエス
日高北嶋社長

 同社の行う主な事業は、医療支援事業と在宅介護支援事業。 医療支援事業では、関連法人の医療法人社団日高会への人材 派遣や業務委託を、在宅介護支援事業では、デイサービスセ ンターの運営等を行っています。
 同社の特徴的な事業ともいえる、デイサービスセンターの 運営においては、古いデイサービスの概念を壊していく必要 があると、『次世代型デイサービス』といった概念を掲げて います。「ここでいう次世代とは、今後、後期高齢者になって いく団塊世代を指しており、従来の我慢する介護ではなく、個性 や趣味に対応できる多彩なレクリエーションで自主性を引き出 し、自立支援につなげる介護が必要な世代と位置づけています。」 と北嶋社長は言います。
 こうした考えのもと、同社は、ここのセンターだったらまた来たいと思ってもらえるような、選ばれるデイトレセンターを目指しています。

日高デイトレセンター(地域福祉交流センター)

■日高デイトレセンター(地域福祉交流センター)

移動販売車「フレッシー便」
 
移動販売車内

 同社の地域福祉交流センターである日高デイトレセンター では、介護保険のデイサービスと、トレーニングジム・ネイル サロン・ゴルフ教室など様々な公的保険外のサービスを提供 しています。また、地元のスーパーマーケットと連携し移動 販売車の運営をして、買い物弱者への買い物の場の提供や、 施設利用者のリハビリの場の提供を行ったり、旅行会社と連携 して、大型バスでのリハビリツアーを行ったりするなど、 新しいサービスを生み出すことで、地方創生にも貢献。
 こうした様々な新しいサービスは、リハビリに取り組む人々 のモチベーションを高めることにも寄与しており、従来の介護 施設にないような雰囲気を作っています。こうしたサービスを 求める人々は多く、それに対応する形で、当施設においては、 送迎に関しては高速道路を利用しており、群馬県内どこへでも 送迎するといった姿勢をとっています。また、タクシー送迎も 半径2km以内の範囲で行っており、添乗員として職員も乗り 込んでいます。
 加えて、同社独自開発の『Hotシステム』という介護業務支援 ソフトにより事務作業の簡素化に成功し、デイサービス利用者の管理も一元的にできるので的確なサービスを提供できる環境にあります。
 この日高デイトレセンターについて、北嶋社長は、「独自のシステムである『Hotシステム』により、データ管理を行っており、自主性を大切にしつつも、こちらで利用者の情報管理を行っております。ここで取ったデータを見せることで、利用者それぞれに合ったリハビリ方法の提案ができ、受け入れてもらうこともできます。これについては、2013年1月〜2015年12月の間に収集した約1000件のデータがあり、当社で独自に要介護度を数値化、79.2%が維持・改善している実績があります。この『Hotシステム』も含め、日高デイトレセンターを中心とした様々な仕組みづくりによって、高齢者が集まることで、地元から新たな介護職員を採用し、毎年新規でおよそ50名の雇用創出ができています。結果、標準の施設では、定員は30名程度で、定員100名を超える施設はほとんどない中、日高デイトレセンターは、定員を最大400人までいける日本最大級のデイサービスにまで成長し、現在およそ300人の利用者が利用をしています。また、現在、1ヶ月で30〜50名の新規利用者がいる状況です。」と話しています。

■公的保険外サービス

トレーニングジム

 同社、日高デイトレセンターのデイサービスにおける、 大きな特徴のひとつが、様々な公的保険外サービスを 提供している点です。これらのサービスについて、 北嶋社長にお話を聞きました。
  「従来のデイサービスでは、利用者同士や施設スタッフ とのトラブルを避けるために禁じてきたお金の持ち込みを 可能とし、デイサービス利用者が公的保険外サービスの カフェやネイルサロンを利用したり、ゴルフ教室に通ったり できるようにしました。こうして自主性を引き出す介護をすることで、利用者も活き活きと過ごすことができています。  
 また、同センターのシニアトレーニングジムは、デイサービス利用者だけでなく、公的保険外のサービスとして、55歳以上の方限定で、一般公開しており、デイサービス利用者の家族等の利用も可能にしています。加えて、ナイト会員としては、若い人の利用も可能とするなど公的保険外サービスとして大きな役割を果たしています。 他にも、同センターの一部の部屋を時間帯を区切って、中学生や高校生に解放し、学習スペースとして利用してもらう、学トレといったサービスも提供しており、これは、地域交流の場にもなっています。さらに、上記『Hotシステム』に関しては、同業者からの評判も良く、複数の事業者に納入している状況で、これも公的保険外の利益を生み出しています。
 こうした公的保険外サービスの充実が、直接収益を生み出すだけでなく、保険内サービスとの相乗効果で利用者の増加にもつながり、持続的に収益につながるビジネスモデルを構築しています。」  
 このように、様々な公的保険外のサービスを展開し、まだ新しいといえるヘルスケア分野のなかで活躍している株式会社エムダブルエス日高の今後に注目しつつ、関東経済産業局としては、こうしたヘルスケア分野における産業の振興を応援していきます。

株式会社エムダブルエス日高
◇住所 群馬県高崎市日高町349
◇代表者名 代表取締役社長 北嶋 史誉
◇設立 1977年10月
◇資本金 3百万円
◇従業員数 800名
◇業務内容 在宅介護支援事業 医療支援事業
◇URL http://mwshidaka.com/

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