企業情報

世界の食品産業の自動化に貢献する企業
                〜レオン自動機株式会社〜

地域経済部 地域振興課

 栃木県宇都宮市を拠点とするレオン自動機株式会社は昭和38年創業の食品機械のパイオニアメーカーである。世界初の自動包あん機を独自開発し、饅頭や中華まんなどの生産の自動化を可能にした。包あん機国内シェア90%を誇り、輸出実績120カ国と、世界の食品産業の自動化に貢献するレオン自動機株式会社を紹介します。

【包あん機開発への挑戦】

 社名の「レオン」はレオロジー(流動学)に由来する。レオロジーとは、菓子やパン等の材料にみられる粘性や弾性の流動を解明する科学のこと。この学問を初めて食品機械に応用したのがレオン自動機である。
 創業者である林虎彦会長は、昭和25年石川県金沢市で製菓業を経営する傍ら、自ら手作業でおこなっていた饅頭の「包あん」工程の自動化を思いつく。その後、包あん機開発に没頭。試行錯誤を極めた開発の中で出会った学問がレオロジーである。その当時の日本にレオロジーについての書物や文献はほとんど無く、独学でこれを学び、独自の食品成形理論を確立した。それが、昭和38年、世界初の包あん機「R-3型」の開発につながったのである。翌昭和39年には、実用機「101型」が完成し同社を設立した。その後改良を重ね、汎用機「105型」が日本中の菓子屋さんに普及し、菓子業界の近代化に大きく貢献した。その功績が評価され、平成27年7月には、日本機械学会より機械遺産の認定を受けることとなった。
 現在もその遺伝子をくむ様々な食品機械がつくられ、なかでも「火星人」というユニークな名前を持つ主力機種が世界中で活躍中だ。そのネーミングも創業者が初代火星人「CN100型」の姿が火星人を思わせるところから付けたとのこと。今や、業界では「火星人」といえば、包あん機の代名詞になっている。
 日本で包あん機は主に饅頭やお菓子製造に使用されてきたが、世界市場の課題に対応していく中で、包あん機の性能に磨きをかけ、国内ではハンバーグやお菓子、肉まん、世界各地の伝統食・民族食等様々な食品製造にも貢献している。今日では、包あん機が一体となった世界初のロボットシステムの開発やタッチパネル操作で製造を可能とする包あん機まで様々な機械が開発されている。

世界初「包あん機」を開発 初代火星人 「CN100型」

【世界120カ国へ輸出】

 現在、レオンの食品機械は世界120カ国で活躍している。創業当初から海外展開に積極的に取組み、創業から2年後には欧米進出に向けて10カ国の海外視察を実施。包む食文化は世界中にあることを確信し、積極的な展示会への出展を続け、創業から6年目には欧州への海外進出を果たした。
 これまで、世界120カ国への輸出が出来た背景には機械の性能に加え、「世界品質のアフターサービス」も重要な要素となった。ドイツ、米国、台湾に研究所機能を持つセールス拠点の設置に加え、中国市場の拡大により平成22年には上海事務所を設置し、そこから各国のお客様にソフト情報などを積極的に発信し、また、お客様やマーケットから得られるニーズを収集して次の開発、サービスに生かす。この情報ネットワークが、世界中のお客様に安心して機械を使っていただくためのサービスネットワークになっているのである。

【今後の事業展開について】

 今後の事業展開について「国内市場は少子高齢化により大きな需要増は見込むことは難しく、人口増加により食物需要の増加や当社製品が受入れやすいアジア地域での普及を強化し、海外販売比率を伸ばしていきたい」と語る田代康憲社長。自動包あん機のパイオニアは「笑顔とおいしさは、地球をひとつの国にする」というレオンスピリットと共に、世界でのさらなる食産業の自動化生産貢献に向けて挑戦は続いていく。

レオン自動機株式会社
◇住所 栃木県宇都宮市野沢2−3
◇代表者 代表取締役社長 田代 康憲
◇創業 昭和38年(1963年)
◇従業員 (単体)633人 (連結) 1010人
◇業務内容 食品機械の製造販売
◇URL http://www.rheon.com/jp/index.php

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