ふるさと名物応援宣言「いっとじゅっけん」取組紹介(長野県高森町)


産業部 経営支援課

1. ふるさと名物の紹介

高森町は「市田柿発祥の里」。旧市田村(現在の高森町市田地域)で栽培されていたことから名前がついた品種名であり、その栽培の歴史は約100年以上といわれ、干し柿にしたものも「市田柿」と呼びます。  

秋の冷えた朝、この地方は放射冷却により、伊那谷に流れる天竜川から発生する朝霧に覆われます。この朝霧が柿をゆっくりと熟させ、ぽってりとした品質の高い干し柿に仕上げます。  

市田柿は一口大で食べやすく、鮮やかなあめ色の果肉をきめ細かな白い粉が覆い、もっちりとした食感と上品な甘みがあるのが特徴です。自然の甘さをもつドライフルーツであると同時に、高級和菓子にも位置づけられています。


2.宣言実施後のふるさと名物普及のための取組み

一人でも多くの方に市田柿の美味しさ・魅力を知ってもらい、好きになってもらいたいとの思いで、首都圏を中心に、全国に広く市田柿のPRを行っています。東京の長野県アンテナショップで市田柿のイベントを開催し、市田柿の皮むき体験や、市田柿を使った様々なレシピを食べてもらいながら紹介しました。また、高森町へふるさと納税として寄附していただいた皆さまへの返礼品として様々な加工品を取り扱っています。市田柿ミルフィーユや市田柿コスメなど、女性や若い年代の皆さまにも市田柿を身近に感じてもらえるような商品をPRしています。  

今年度からは長野県出身の峰竜太さんを「市田柿PR大使」に任命し、メディアを通じて広くPRしていただくようお願いをしました。まだまだ食べたことがない人が多い市田柿ですが、美味しさや健康面での効力などの魅力を広く発信していきます。

3.宣言実施後の域内事業者の取り組み(株式会社マツザワ)

市田柿のブランド価値を上げていくために…。高森町内の株式会社マツザワでは市田柿を一人でも多くの方に食べてもらい、好きになってもらうために、様々な加工品の商品開発に取り組んでいます。代表的な商品の「市田柿ミルフィーユ」は、市田柿を現代風にアレンジした、干し柿の自然な甘さの中に濃厚なバターのコクがマッチする大人の絶品スイーツです。数々の賞を受賞し、市田柿に親しみの少ない若者や女性にとても人気があります。また、市田柿の生産作業の途中で排出される柿の皮を活用し、「市田柿コスメ」を開発しました。食と美容のダブル効果で、市田柿の若者・女性への普及に向け積極的に取り組んでいます。


4.法政大学との「気候変動への適応策の研究」に関する協定締結の取り組み

今年度より、法政大学と「気候変動の市田柿への影響と適応策に関する研究」について協定を結びました。文部科学省における気候変動適応プログラム研究の一環として、深刻な地球温暖化による気候変動が市田柿に及ぼす影響と適応策を、環境分野で実績のある法政大学を中心に、町民や生産者団体、行政の産学官連携により調査、研究を行います。「将来に向けた市田柿についての適応策のアクションプラン」の作成・実行により、安定的な市田柿生産の一助となり、先行的な対策と管理システムの構築により全国的に市田柿のブランド力を高めることも期待できます。


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